一色進 * 夏秋文尚 *キハラ宙
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謎の帽子屋/ジャック達
ジャックフルーツ・シングルズ・セルフ・ライナー第2弾。
忘れた頃にやってくる。
って、忘れられんな!
今日は「葡萄」の話。
ジャック達を作ったばっかりの頃は曲も少なかったので
タイツのナンバーも織り交ぜて
ライブとかやってたけど、
時が経つに連れタイツ的なものと離れようとしていった。
別に理由はないんだけど、ジャック達の個性を求めていくうちに
必然的にそうなっていったんでした。
そしてどんどんジャック達の自由度というか、やりたい放題がこじれていき
今回のシリーズではもうまさにやりたい放題。
自由なサウンド。
そこで、どうせ自由なんだから別にタイツ的な曲が
あってもいいじゃんって気分になってきた頃の2曲が
この「葡萄」になぜか偶然寄り添ったんでした。

「謎の帽子屋」

去年のハイランド・マンスリー用に6つ曲を作ったんだけど、
6つもあるんだったら1曲ぐらいは名曲も混ぜとこうかなと思って書いた曲。
5つはジャック達お馴染みのクレージー・ロック。
よって、この曲が名曲になってしまいました。
去年の年始あたりは仕事で毎日辻堂に通ってたんだけど、
その辻堂駅北口の歩道橋から見える富士山がもの凄くデカイのね。
ホント、感動するぐらい。
或る日、ものすごく空気の澄んだ天気のいい日の朝に歩道橋の上で、
あまりに美しい富士山をしばらく眺めてたんでした。1時間ぐらい。
って、仕事は行かなくていいのかよ!
いいんだよ、そんなのどうだって。
そしたらこの曲のサビが頭の中で流れてきた。
歌詞付きで。
「なーぞの帽子売りが君をだれに変え~ても~、
手品はあばか~れ~て君は君にもど~るのさ~」って。
ん~、タイツっぽいけどこれいいんじゃないの?って思ったんだな。
それで忘れないように歩道橋の上で何度も歌った。
なんてアナログなんだ!
なんかに録音したりとかする武器ぐらい持ってろよ、作曲家さん。
気味悪いし、歩道橋の上でわけわかんない歌をそこそこ大声で繰り返し歌ってるオッサン。
しかも、サビだけだし。
そして、その日の夜に残りを全部書く。
まあ、名曲チックにするんだったら歌詞もまともな奴にしなくちゃとか思って、
もう「カニ歩きする中央線」とか下らないことばっかりも言ってられないので。大人だし。
「水溜り」とか「地球はまわる」系にするか、とばかりに気合入れる。
気合スイッチ入りました。
ライブでは西村純くんにピアノ弾いてもらったけど、
録音ではギター・サウンドにする。
GGPがエンディングでかっちょいいリフを作ってきて出来上がった。
あまり誰も言わないんだけど、オレのベースがちょっといいんだな。ちょっとだけど。

「JET SET」

この曲は6つもあんだったGGPにも1曲歌ってもらおうと思って作り出した曲。
GGPのキャラをイメージして30代の男の焦燥感みたいなテーマで
どんどん出来上がっていった。
けど、結局オレが歌う羽目に。歌ってもらえず。
50代のオッサンがこんなこと歌うと、こいつ何者?みたいな不気味感が出て
それなりにフリークス・ポップスになって、それもそれでアリだった。
そのフリークス感を増幅させるために、
ナッキーにウクレレを全編に入れてもらう。
さすが、ウクレレ・オーケストラ。もう、ばっちりよ。
混迷を増したサーフ・ロックになった。
ミドルのGGPのビートルズの「I feel fine」みたいなミュート・ギターが入ると
さらにいつの時代の曲だかわからなくなった。
素敵。
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by isssssiki | 2009-04-21 09:40 | ブログ的